実務未経験からエンジニア転職するときに、必ずと言ってもいいくらいポートフォリオが必要になります。
自分の技術レベルやプログラミング学習を継続できるかどうかを証明するのに最も分かりやすい指標になる成果物のこと。
本記事では、ポートフォリオを作成するにあたって抑えたほうが良いポイントや、ポートフォリオの作成をサポートしているプログラミングスクールについて紹介します。
- ポートフォリオは「なぜ」作ったか、「どう」作ったかの2点が大切
- 採用面接などで「ウケる」ポートフォリオの作成は、独学だけだとなかなか厳しい(レベル感の問題)
- 多くのプログラミングスクールでは、課題や卒業制作でポートフォリオ作成に力を入れている
- 中でも注目すべきはポテパンキャンプ、tech boost、DMM WEBCAMPの3スクール
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未経験転職で見られるポートフォリオの2つのポイント
こちらでは、実務未経験転職で見られるポートフォリオのポイントについて解説していきます。
- 「なぜ」作ったか
- 「どう」作ったか
それぞれのポイントについて見ていきましょう。
1.「なぜ」作ったか
実務未経験転職の面接では、「なぜそのポートフォリオを作ったのか?」を必ずと言ってもいいくらい質問されます。
面接官もプログラミングスクールの課題でやったものをポートフォリオとして提出されると、「また同じものが来た…」となってしまいますし、中には「もう見飽きた…」という風に言ってる人もいます。
プログラミングスクールの課題としてやったことをそのまま提出しただけだと、自分から主体的に勉強できる人とは判断されず、むしろ言われたことしかできない受身な人だと判断されてしまいます。
だからこそ、実務未経験からエンジニアとして転職するなら、プログラミングスクールの課題にはない完全にその人がコンセプトから試行錯誤して作ったポートフォリオは周りとの圧倒的な差別化を図ることができます。
オリジナルのポートフォリオやスクールの課題に追加機能を実装する際、面接で「なぜそれを作ろうと思ったのか?」と聞かれたときに自分で主体的に勉強する人は、自分の言葉で語ることができます。
特にオリジナルのポートフォリオであれば、自分が使いたい・欲しいと思ったものを企画・設計をゼロから考えて、開発・デプロイまで全ての工程をやる必要があるため、かなりしんどい作業になります。
そういう意味で、プログラミングスクールの課題に追加機能を実装するよりもオリジナルのポートフォリオを作った人のほうが「なぜそのポートフォリオを作ったのか?」だったり、「なぜこの機能を実装しようと思ったのか?」を熱量込めて話すことができます。
2.「どう」作ったか
ポートフォリオを作る際、面接では「どう作ったのか?」についても聞かれます。
もっと深掘りをすると、「どう作ったのか?」だけでなく「なぜその技術を使ったのか?」だったり「なぜこの機能はこの書き方で書いたのか?」を面接で聞かれたりします。
特にオリジナルのポートフォリオを作る際、「どうやって作ったのか?」を証明するには機能ごとにGitHubのIssuesに記載して、機能ごとにブランチを切って実装が終わったらプルリクエストを出して開発をすると、面接でスムーズに話せるようになります。
ポートフォリオを「どう」作ったかも大切ですが、一番大切なのは開発環境はもちろん本番環境でバグが1つもないことを入念に確認することが最優先です。
その上でポートフォリオをどう作ったかを面接で話せると、面接官への評価が上がります。
初学者のポートフォリオに加えたい3つの一工夫
こちらでは「初学者のポートフォリオに加えたい一工夫」について3つ紹介していきます。
ポートフォリオに一工夫を入れることで、実務未経験でも即戦力としてアピールすることができます。
- オリジナリティを出す
- 外部APIの連携をする
- 実際にサービスインする
それぞれの内容について見ていきましょう。
オリジナリティを出す
初学者のポートフォリオに加えたい一工夫で大切なのが、「オリジナリティを出す」ということです。
初学者のポートフォリオで「オリジナリティを出す」ためには、難しい機能を作るのではなく、企画の部分で差別化を図るだけで十分と言えます。
- 想定ユーザーの属性を特化させる
- 他にはない「サービスの思想」を考える
ポートフォリオとして最も良くないのが、ECサイトのクローンアプリやTwitterのクローンアプリなど調べればいくらでも情報が出回っているものは面接官も見飽きています。
ですので、企画の部分でオリジナリティを出して、ログイン機能やCRUD処理、バックエンドのテストなど必要最低限の機能を実装すれば、初学者でも十分に差別化を図ることができます。
プログラミングスクールの課題でやったことをポートフォリオとして提出するなら、スクールの課題でやったものに追加機能を実装したり、UI/UXをアレンジしている人のほうが印象は良いです。
少なくともプログラミングスクールの課題で言われたことをこなすだけの人よりも、自分で追加機能の要件定義を考えて、実装できる人のほうが主体的に勉強していると誰がみても分かるはずです。
外部APIの連携をする
初学者のポートフォリオに加えたい一工夫でおすすめなのが、「外部APIの連携をする」ことです。
外部APIの連携をするなら、最初はログイン機能でGoogle認証やTwitter認証を入れておくことをおすすめします。
もし余裕があるなら、認証以外の機能を実装する際に外部APIと連携してデータを取得してブラウザに表示させることにも挑戦してみてください。
初学者で外部APIを使ってサービスを作る時間を作れないという人は、ログイン機能で外部APIを活用するところから始めてみましょう。
実際にサービスインする
初学者のポートフォリオに加えたい一工夫で大切なのが、「実際にサービスインする」ことです。
サービスインとは、「プロダクトローンチ」とほぼ同じ意味を持っており、正式にサービスを公開することを意味します。
初学者でオリジナルのポートフォリオをサービスインして運用まで行っていて、ユーザーがいるとなったらそれだけでエンジニアとしての価値が上がりますし、面接で圧倒的に優位に立つことができます。
もし仮にサービスインができなくても、本番環境にデプロイするところまでは実務未経験のエンジニアで求められる最低ラインです。
実務未経験でエンジニアになりたい人は開発環境で開発をして終わりではなく、本番環境にデプロイまではできるようにしましょう。
また、本番環境でレンタルサーバーを借りる場合は、以下の記事を参考にしてみてください。
参考: レンタルサーバー比較 [2022年版] サーバーの正しい選び方とおすすめを紹介!
「ウケる」ポートフォリオ作成は、独学では厳しい
独学でもポートフォリオを作ることは不可能ではないですが、一人でポートフォリオを作るとなると、実務未経験のエンジニアが可読性の高いコードをいきなり書くことは非常に難しいです。
他にもポートフォリオを作っている際、プログラミング初学者だと、設計の欠陥に気づけないのは当然ですし、N+1問題(SQLがたくさん発行されて動作が重くなること)に気づけなかったりします。
独学でポートフォリオを作るのはどうしても限界があると言われるのはまさにこういうことです。
ですので、プログラミングの実務未経験の人は、オリジナルのポートフォリオを作るときは現役エンジニアからコードレビューを受けるようにしましょう。
実際にエンジニアの採用面接で面接官に事前にプルリクエストの中身まで見てもらって、コードレビューのやり取りが高評価につながったという話もあります。
それくらいコードレビューを受けることは大切です。
実務未経験のときは現役エンジニアからコードレビューを受けられる環境で勉強することをおすすめします。
オリジナルポートフォリオ作成に定評のあるプログラミングスクールを比較
カリキュラムでオリジナルのポートフォリオを作成できるプログラミングスクールを比較表でまとめました。
スクール名 | 転職 支援 | 入会金 | 受講 料金 | 受講 期間 | オン ライン | 教室 場所 | 無料 体験 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
公式ページを見る | ✔︎ | 22.0 万円~ | 8 週間~ | ✔︎ | ✔︎ 詳細 | ||
公式ページを見る | ✔︎ | 12.7 万円~ | 3.3 万円~ (月額) | 12 週間~ | ✔︎ | 東京 | ✔︎ 詳細 |
公式ページを見る | ✔︎ 転職 保証 | 62.5 万円~ | 12 週間~ | ✔︎ | 東京 大阪 | ✔︎ 詳細 |
受講期間中にポートフォリオを作れるスクール一覧
こちらでは受講期間中にポートフォリオを作れるプログラミングスクール一覧について解説していきます。
ポテパンキャンプ
- 現場で通用する「実践的」なカリキュラムを提供している
- 卒業生のWeb系開発会社(自社開発)への転職実績が多数ある
- オリジナルポートフォリオの企画から作成までメンターが徹底サポート
ポテパンキャンプは、実際の現場で通用するスキルを盛り込んだカリキュラムのプログラミングスクールです。
学習をサポートしてくれるメンターや、転職活動をサポートしてくれるカウンセラーが、未経験エンジニアの駆け出しを一貫してサポートしています。
ポテパンキャンプは特にポートフォリオの企画から作成までサポートしており、面接対策も行ってくれます。
採用通過後に現場で活躍できる即戦力エンジニアになりたいと考えている人にはおすすめです。
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tech boost
- スクールの講師が現役エンジニア
- オリジナルのポートフォリオを作成できる
- 自身のキャリアに合わせてコースを選択できる
tech boostは講師が全員現役エンジニアであるため、受講生一人ひとりに対して学習コースや学習期間など最適なプランを柔軟に提案できることが強みです。
tech boostではオリジナルのポートフォリオ作成を通して、実務で必要なスキルを身につけることができます。
学習期間は3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月で選択することができて、1ヶ月ごとに延長することも可能です。
勉強を自分のペースで進めたいという人や自分の納得いくポートフォリオを完成させたいという人はtech boostがおすすめです。
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DMM WEBCAMP
- 自分の目指すのキャリアに合わせてコースを選択できる
- 転職サポートを自己分析からサポートし、履歴書・職務経歴書添削・面接対策まで対応
- DMMのネットワークを使った企業紹介がある
DMM WEBCAMPはスクールのカリキュラムはもちろん、転職サポートが非常に手厚いというのが特徴です。
DMM WEBCAMPではチーム開発を採用しているコースや、オリジナルのポートフォリオを作れるコースなど自分のキャリアに合わせてコースを選択することができます。
転職サポートに力を入れている成果として、転職成功率98%、離職率1%という驚異的な数字を残しています。
開発に集中できるように、スクールの転職サポートを受けたい人はDMM WEBCAMPがおすすめです。
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【Q&A】ポートフォリオを作成できるプログラミングスクールについて
こちらではポートフォリオを作成できるプログラミングスクールについて良くある質問について解説していきます。
チームでポートフォリオを開発できるスクールはありますか? → あります!
現場ではチーム開発が基本であり、チームでポートフォリオを開発できるスクールがあるのかが気になるかと思います。
結論から言うと、チーム開発ができるプログラミングスクールはあります。
ただ講師のコードレビューのコストがかかるため、プログラミングスクールの料金が高くなるということを頭に入れておきましょう。
お金に余裕がある人は、チーム開発を採用しているプログラミングスクールに通うのも1つの選択肢としておすすめです。
おすすめの期間はありますか? → 少し長めが良さそう!
「プログラミングスクールに通うなら、どれくらい期間がおすすめですか?」という質問もよくあります。
もし長く通えるなら長い期間をおすすめしますが、長くても半年がちょうど良いでしょう。
実務未経験のエンジニアが現場に出るには、ある程度下積みを経験しておく必要があります。
自分は短期間に詰め込む方が得意だ!という方(実際エンジニアの方でもいます)は、こちらもチェックしてみてください。
【まとめ】他人にアピールできるポートフォリオを作ろう!
- 最初のポートフォリオ作成に時間をかけても構わない
- ポートフォリオには最低限必要な機能にプラスして追加機能を実装する
- ポートフォリオ作成をする際、エラーがないことを確認する
- 独学でオリジナルのポートフォリオを作るのは大変なので、初学者のうちは現役エンジニアからフィードバックを受けよう
実務未経験でエンジニアになりたいと本気で考えている人は、最低限必要な機能を揃えた上で、アピールできるポートフォリオを作りましょう。
お金に余裕があり、オリジナルのポートフォリオをゼロから最速で作りたいという人は、現役エンジニアが講師をしているプログラミングスクールを選ぶようにしましょう。
今は無料でカウンセリングをしてくれるスクールも多いので、実際に自分の目で確かめながら自分に合うスクールを比較してみてください。
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